こんにちは、あんちょびです🐟
実は色彩検定のUC級というものを取得していまして、そこから「ユニバーサルデザイン」についての勉強をしています。
言葉として以前より有名にはなってきたかと思いますが、まだまだ知名度が高いとは言い難いので…
今回はより多くの人にも「ユニバーサルデザインとはなんぞや?」ということに興味を持ってもらえるようにまとめていきたいと思います!
ユニバーサルデザインとは?
ユニバーサルデザインとは、すべての人が使いやすいように設計されたデザインのことです。
建築物や製品、情報媒体など、幅広い分野で活用されており、障がい者や高齢者だけでなく、子どもや外国人など、さまざまな人が平等に使えるように配慮されたデザインが社会全体で求められています。
ユニバーサルデザインの7原則
ユニバーサルデザインには、7つの基本原則があります。これらは、柔軟性や使いやすさを確保するための指針となっています。
具体的には、「公平な利用」「柔軟性」「簡単で直感的な使用」「情報の容易な理解」「ミスに対する寛容性」「身体的負担の軽減」「十分な大きさや空間」の7つです。
これらの原則に基づいて設計されたデザインは、利用者が誤って使用するリスクを減らし、ストレスのない操作性を実現します。
特に、公共の場や日常生活での利用が多い製品やサービスでは、このユニバーサルデザインの考え方が重要視されています。
ユニバーサルデザインとバリアフリーの違い
ユニバーサルデザインは、バリアフリーと混同されがちですが、実は異なる概念です。
バリアフリーは、障害者や高齢者のために特定の障壁を取り除く設計を指しますが、ユニバーサルデザインは、あらかじめすべての人が使いやすいように設計する点が大きな違いです。
つまり、ユニバーサルデザインは、誰に対しても最初から使いやすい環境にすることが大切になっています。
身近なユニバーサルデザインの例
ユニバーサルデザインは、私たちの日常生活のさまざまなところに存在しています。
ここでは、私たちが普段利用している身近な製品や設備の中から、ユニバーサルデザインが取り入れられている代表的な例を紹介します。
公共交通機関のユニバーサルデザイン
例えば、電車やバスには、車椅子やベビーカーを利用する人々のためのスペースやスロープが設けられています。
また、駅構内には視覚障害者のための点字ブロックや、聴覚障害者向けに音声案内と視覚案内を組み合わせた情報システムが整備されています。これにより、誰もが安全かつ快適に移動できる環境が提供されています。
家電製品のユニバーサルデザイン
家電製品の中にも、ユニバーサルデザインが取り入れられている例が多く見られます。
例えば、冷蔵庫や洗濯機の操作パネルには、大きなボタンや視覚的にわかりやすいアイコンが使われており、老若男女を問わず誰でも簡単に操作できるように設計されています。
また、音声ガイド機能が付いた製品も増えており、視覚に障害がある方でも安心して使えるようになっています。
リモコンやキーボードのユニバーサルデザイン
リモコンやキーボードにも、ユニバーサルデザインが活用されています。
リモコンはボタンの大きさや配置が直感的で操作しやすいよう工夫されていて、キーボードは視覚的に見やすいフォントや配色を用いたデザインが増えています。
そういった工夫から、視覚に不便がある方でも使いやすくなるように設計されています。
まとめ
ユニバーサルデザインは、すべての人が平等に使いやすいデザインを目指したものであり、公共施設から日常生活の製品まで幅広く活用されています。
これにより、障害や年齢、言語の違いにかかわらず、誰もが安心して利用できる環境が整備されつつあります。
今後も、より多くの分野でユニバーサルデザインが導入され、誰もが快適に過ごせる社会が実現されていくといいですね!