どんなことをしていても大事になってくる「話し方」。
最近、何かと説明したりスピーチをしないといけないことが増えてきたのでちゃんと話し方を学びたいな…と思い本屋さんに行って出会ったのがこちらの一冊。
もう、タイトルそのままの内容でした。
今回はこの本についてを紹介していきます!
書籍情報
タイトル | 人を「惹きつける」話し方 |
作者 | 佐藤 政樹 |
発売日 | 2023/3/16 |
出版社 | プレジデント社 |
ページ数 | 248ページ |
概要
極度の人見知りと口下手で人材派遣業の営業職の時に戦力外通告を受けてしまった著者の佐藤 政樹さんが、数々のアルバイトや劇団四季での経験、劇団四季創業者のカリスマ浅利 慶太さんから学んだ「伝わる言葉」の本質を元に書かれた人を「惹きつける」話し方についてが書かれています。
書かれている内容に難しいことはなくサクサク読めて、読めば今日から話し方を変えてみよう!と思える一冊かと思います。
本を手に取ったきっかけ
冒頭にも書いた通り、人前で話したり説明する機会が増えて「聞いている人を飽きさせない」だったり、正しく伝えるにはどうしたら…というところで悩んでました。
そもそも、あまり人前で話すことが得意ではないので、ちゃんと話そうとするとつい緊張して早口になってしまいがち。
さすがにこのままだとなぁ…と思っていたところ、本屋さんでこの本に出会いました。
本のタイトルと表紙に書かれている「口下手でも 人見知りでも あがり症でも 人生が変わる」というコピーでもう「あ!まさにこれが私の求めていた本!」と感じたのですぐに手に取りました!笑
感想・レビュー
演じるくらいなら「下手でいい」
この見出しの言葉は第一章の一番最初に書かれている言葉です。
その第一章には上手く話さない、飾らない自分で良いということが書かれています。ここを読んで、つい人前で話す時に「ハキハキとしたすごく自信のある自分」を演じてしまいがちな私はすごく安心といいますか、腑に落ちた感じがしました。
「話し方」と言われると「滑舌を良くするには?」とか「人の目を見て話すコツ」とかのイメージが強かったのですが、そうではないんですね。
「惹きつけられる話し方」をするのに必要なのはそこではなかったと気付かされました。
劇団四季の話が満載!普段では知ることができないプロの考え方
劇団四季に所属されていたこともあり、劇団四季の方々が持っている心構えや稽古のこと、日常の挨拶についてまで。「人を惹きつける話し方」の説明の中で様々なことが紹介されています。
特に、慣れてくるとつい忘れてしまう「初心」の大切さの話の部分はぜひ読んでいただきたい部分です。
自分にとっての日常でも誰かにとっては初めてのことであり、慣れてしまったからがゆえに雑になってしまってはいけないなと、気が引き締まりました。
「話し方」のために「書く」大切さ
「話し方」の本なのに、第三章はまるっと「書くこと」にフォーカスを当てています。
買う前に目次を読んだ時は「なんで?」と思ったのですが…読み終わると「書くことって本当に大事だ…!!」と納得できました。
このブログを書いていても思うのですが、「書く」ことで考えていることや情報が整理できて、頭の中がクリアになりますよね。
いきなり話すのではなく、一旦頭の中にある話すことを整理してからというのは大事だなとすごく感じました!
「聞く」方法のコツがわかる
「話す」ためにはまず「聞くこと」が大切と書いてあり、「聞く」にはどうしたらいいか?ということが第四章に書いてあります。
聞くことが大切とは紹介されていることはありますが、どう聞いたらいいか?って意外と書いてなかったりするんですよね。
相手が気持ちよく話すためにどんな姿勢で聞いたらいいか?が書いてあったので、今日から「聞き方」も気をつけたい!と思いました!
読み終わって、話し方の考え方が変わる
全部を読み終わった時、自分の今の話し方についてをすごく考えました。
話をしっかりと伝えたくて、オーバーリアクションで頑張ったり、テンションを高くしようとしたり…色々と頑張りすぎていたなと。
ここまでの部分でも書きましたが、この本を一冊読んで「惹きつける話し方」の本質はそんな部分ではないということに気がつきました。
ありのままの自分で、相手のことを想って丁寧に話す。それでいいんですね。
人前で話すことに苦手意識があったのですが、読み終わってみると、できることから少しずつ人前で話してみたいな…!なんて思います。
本に載っているワークも面白そうなので、会社とかでやってみたいですね。
まとめ
「話し方」という名前の本ではありますが、「人を惹きつける方法」が書かれた一冊に感じました。
この本に載っている考え方は、舞台に立つ人、ビジネスパーソンに限らず、すべての人が大切にできたらいいのかな?と思います。
とても読みやすい本でもあるので、ぜひ読んでみてください!