ビジネスシーンでは丁寧な敬語を使うことが多いと思いますが、丁寧にしようと配慮をするあまり間違えた使い方になってしまうこともあるかと思います。
かく言う私も、社会人になって数年経ちましたがメールを打つときは必ず敬語があっているかを確認しないと送信ができず…💦
取引先に失礼がないようにと思いつつも、何年経っても敬語に自信は持てませんorz
最近も後輩に敬語を教えながら「あれ?これってなんだっけ?」となったので、今回の記事では間違えやすいビジネス敬語についてまとめてみようと思います!
間違えやすいビジネス敬語とは?
ビジネスでの敬語は、尊敬語や謙譲語、丁寧語など、複数の敬語を適切に使い分ける必要があります。
しかし、その使い分けが難しく…よく間違われてしまう表現がいくつかあります。
「おっしゃられる」
「おっしゃる」は尊敬語なので、これにさらに「られる」と尊敬語を重ねて「おっしゃられる」としてしまうのは二重敬語になるので誤用です。
正しくは「おっしゃる」をそのまま使うことです。
例:「部長がおっしゃった通りです。」
「伺わせていただきます」
「伺う」はそれ自体が謙譲語であり、それに「させていただく」を重ねると過剰な謙譲表現になってしまいます。
目上の方に謙譲語を使うことは大切ではありますが、過剰表現は誤った使い方です。
正しくは「伺います」のみを使うことです。
例:「本日お伺いします。」
「ご苦労様です」
間違えて使ってしまいがちですが…「ご苦労様です」は、目上の人が目下の人に使う言葉なので、目上の人に使う表現としては不適切です。
目上の人に労いの言葉を言いたいときは「お疲れ様です」を使いましょう。
例:「今日もお疲れ様でした。」
「了解しました」
これも「ご苦労様です」同様によく使ってしまいがちなのですが、「了解」は上司や目上の人に使うと失礼な印象を与えることがあります。
「了解した」ことを伝えたいときは「承知しました」や「かしこまりました」を使った方が良い印象を与えることができます。
例:「ご依頼の件、承知しました。」
「とんでもございません」
一見問題なさそうには見えますが、「とんでもない」という言葉の「ない」の部分を、「ございません」に置き換えるのは誤用です。
正しくは「とんでもないことでございます」や「とんでもないです」となります。
例:「とんでもないことでございます。」
間違いを減らすにはどうすればいい?
色々なやり方はあると思いますが、敬語などの言葉の間違いを減らすためには、まずは正しい敬語の知識を身につけることが大切かな?と思います。
国語っぽくはなってしまいますが、正しい言葉を知っていれば「あれ?なんだかこの言葉は違和感があるぞ?」と違和感に気がつくことができるようになります。
ここではどうやったら身につけることができるのか、と言うことをまとめてみました!
日常的に意識する
敬語の使い方を正しく学んでも、実際に日常生活や仕事で使わなければ、すぐに忘れてしまいます。
それなので、日常のコミュニケーションの中でもできるだけ敬語を使うことを意識することで、自然と正しい使い方が身につきます。
何ごとも学んだ気になるだけではなく、実践あるのみですね!
ビジネス敬語の教材を活用する
本屋さんに行くと、「敬語」や言葉についての本がかなり充実しています。最近では書籍に限らずオンライン教材や動画なんかもありますよね!
敬語はどうしても知識が必要になるので、自分に合った教材で正しい言葉を学ぶことが大切です。
特に、言い換え辞典のような本を一冊持っていると、困った時に言いたいことのきちんとした言葉遣いを探すことができて、かなり役に立ちます!
フィードバックを受ける
上司や先輩、同僚に自分の敬語の使い方についてフィードバックを聞いてみるのも良い方法です。
人に聞いてみることで、自分では気づきにくいミスが指摘されることもあるので、誤用してしまっている言葉に気付くことができます!
ビジネスシーンでの実践
やはり一番身につくのは、実際のビジネスシーンで敬語を使って経験を積むことです。
特に、緊張はしますが取引先や上司とのやり取りで正しい敬語を使う場面を重ねることで、自然と敬語の使い方が身に付いてきます。
まとめ
まとめながら、私自身もよく使ってしまっているなぁ…と反省していました…。
正しく敬語を使えると、社会人としてのスキルアップや取引先との信頼関係を築くことにも繋がります。
ぜひ、日常のシーンから気をつけてみてください!